やっと過ごしやすくなって来ました。
汗びっしょりにならなくて、さわやかでいいですね~
ピアノの練習もはかどりますね!
今日は、練習方法について書いてみようと思います。
速くて軽快な曲は、最初から速く弾く?
16分音符がたくさん並んでるような速くて軽快な曲は、結構弾きばえもするし、「弾けた」感があるので、子供にも大人にも人気があります。
カッコいい!とあこがれる曲も、速い曲が結構多いように思います。
今は、YouTubeですぐにどんな曲かを検索できるので、ピアニストがバリっとカッコよく超フルスピードで弾いてたりすると、「わー素敵!私も弾いてみたい!」って思いますよね。
そうやってあこがれることは、とても良いことだと思います。
弾きたい気持ちは、レベルアップにつながるんですよね。
頑張って音符読み、リズム読み、片手ずつの練習を経て、両手まで行き着くだけでも大変ですね。
そこまではいいんです。
頑張ったから、早くピアニストのようにカッコよく速く弾けるようになりたーい!とものすごいスピードで弾き「飛ばして」しまう生徒さんがいます。
その能力は素晴らしい!
けど、その演奏・・・本当に素敵ですか?
ピアノだけじゃなく、水泳も体操もバレエも基礎が大事
ピアノだけじゃなくて、他の習いごとをしている人も多いでしょう。
たとえば、水泳。
四泳法できれいな泳ぎで、なおかつタイムも速く泳げる人。あこがれますね。
あれって、いきなりやってできるものなんでしょうか?
体操も、宙返りや鉄棒、平均台での華麗な演技。
見ているだけで惚れ惚れしますけど、それもいきなりできたんでしょうか?
バレエも、トウシューズ履いてくるくる回転、優雅にジャンプ。
軸もしっかりして姿勢もピシッとしていて、キレイのひとこと。
すぐにできたんでしょうか?
どう考えても、基礎基本練習から始めてから、そこまで到達していますね。
きっと、すごい長時間の練習を経て、できるようになったのでしょうね。
回り道のようだけど、ゆっくり弾いて指を癖づけすることが大事
ピアノも同じです。
メカニックの習得は、一朝一夕にできるものではなく、指が綺麗に粒をそろえて音を並べるようになるまでには、相当な基礎的な練習が必要になります。
どの習いごとも同じだと思うけど、基礎練習って、本当に単調で面白くないんですよね~
うちの子は、別にピアニストになるわけじゃないから、面白くない基礎練習なんてやらなくていいのよ、と思っている生徒さんや親御さんもいらっしゃるでしょう。
それならそれでもいいと思います。
曲の中で、その基礎練習をしてしまえばいいのです。
すなわち指がきれいにそろえて弾けるように、ゆっくりから始めるのです。
ゆっくり練習が、なぜ必要で大事なのか?
まず、ゆっくり練習すれば、すみずみまで、楽譜に書いてあることを確認できて、間違いを減らせます。
そして、5本の指は、全部が同じように器用に動かすことができないので、どの部分が弾きやすくて、どの部分が弾きにくいのか?が分析できます。
できるところと、できないところの場所も確認できます。
曲の組み立ても理解できます。
要するに、冷静になれるのです。
冷静にって、とても大事なことなんですよ。
気ばかりあせって、カッカすると、あまりいいことは起こらないのです。
しかし、ゆっくりばかり弾いていたら、曲の持つ雰囲気はかえってわからなくなったりもします。
ゆっくり弾いてみて、指の道筋がわかったら、フレーズごとに区切って、だんだん速く弾くようにすると、今までグチャグチャに転んだり、適当に弾き飛ばしてごまかしていたところも、きれいに整ってきた上に、曲全体の様子もわかってきます。
そのようになってくると、曲全体も弾いてて理解できてくるし、楽しくなってきます♪
そこまできたら、かなりいい線だと思いますよ~
なにごとも「急がば回れ」なんです。
自力で楽譜が読めて楽しく弾けるように、基礎から丁寧にレッスンして行きます。
幼稚園年中から、大人の方まで、お気軽にお問い合わせ下さい。最寄り駅は、横浜線成瀬駅です。
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