5月のゴールデンウイークに大野ピアノ教室(町田市成瀬が丘)の発表会が終わってから、はや1ヶ月が経とうとしています。
早いですね!
生徒さんたちは、また新しい曲に取り組んでいます。
新しい曲に取り組むときに注意して欲しいこと
それぞれの曲に取り組んでいますが、みんなが共通に願っているのは、「スラスラ弾けるようになりたい!」ということですよね。
スラスラ弾く=つっかえないで弾く、です。
それには何が必要でしょうか?
・音符が読めること
・リズムが理解できること
・指が滑らかに動くこと
→ここが一番大変ですねー!5本の指がどの指も同じレベルで動かせるとは限らないので。
指の違いだけではなくて、指づかいの良し悪しでも、スラスラ弾けるか弾けないか、は変わってきます。
良い指づかいとは
私がいつも生徒さんに言っているのは、指は左右で10本しかないのに、鍵盤は88鍵もあって、もちろん全部を使うわけではないけれど、かなりの音域を弾こうと思ったら、指の使い方を相当工夫しないと上手く弾けないよ!ということです。
生徒さんに練習していただいているスケール(音階)を例にとってみましょう。
1の指(親指)から始める調。
右手の1、2、3、4、5とそのまま弾くと、5つの音しか弾けません。
どうやったら1オクターブが弾けるようになりますか?
1、2、3、ここで指くぐりをして1、2、3、4、5と進むと到達できますね。
降りる時は、反対に5、4、3、2、1、ここで指またぎをして3、2、1で戻ってこれます。
また、黒鍵から始める調では、1の指からは始めません。
なぜなら短くて、他の4本の指と別のところにある親指を黒鍵に乗せると、そのあと滑らかに動かせないからです。
こういうことは、決まりごととして、少しずつでも習得できると、弾きたい曲に生かせて、スラスラ弾けて、すごくお得なんですよ!
だから、面倒でも、みなさんに覚えていただいているのです。
曲の中でも、指づかいは弾きやすい指を使います
指づかいがどうでもよい、と思って、適当な指で弾いていると、指が足りなくなったり、逆に余ったり、はたまた指がねじれたり(呆)しても平気で弾く人がいます。
よくそんな指づかいで弾けるね!とビックリするような変な指づかいで弾いて来る生徒さんがいます。
楽譜に指番号を書き込みしているのに、確認しないで、自己流で弾いてしまうのです。
毎日練習しましょう、と言っていますが、そのヘンテコな指づかいで毎日練習してきたら、それで指が記憶されてしまって、流れが不自然になろうがお構いなし。
それでは、スラスラ弾く、には程遠い演奏になってしまいますね。
そして、直すのに、ものすごく苦労してしまい、ウンザリするのです。
楽しくない・・・ですね。
とにかく、目的は、つっかえつっかえ、よろよろと弾くのではなく、スラスラと通せて楽しく弾くことですよ。
最初の楽譜を読んで、どんな音かな?の次には、なんの指で弾くのかな?をいつもいつも気にしていただきたいと思います。
楽譜の中には、丁寧に指づかいが書いてない楽譜もあります。
そのような曲の場合には、できるだけ最初の時点で、指づかいは書き込みをすることにしています。
滑らかに弾けるような指の運びを習得できたら、スラスラ弾く近道になるんです。
練習する時は、注意深く楽譜を見て、弾いて欲しいと思います。
楽譜は、情報源ですよ。
楽譜をよく見もしないで、鍵盤ばかり見て弾いているのでは、思い込みの激しいテキトウな演奏しかできないですよね。
もちろん、長年コツコツ色々なことを習得できて、楽譜を見ないでも即興でジャンジャン弾けるジャズピアノの方もいますが、そういう方は、基本が身についているから楽譜を見ないでも弾けるんです。
ピアノを学び始めたばかりのひよっこさんは、情報源の楽譜をよーく見て、確認しながら注意深く練習して行って下さいね!
基礎を大切にして、少しずつ進めて行きますので、初めての方も安心してレッスンを受けることができます。
幼稚園年中から大人の方まで、お問い合わせをお待ちしております。
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