まだまだ寒い日が続いていますが、かなり日がのびて、夕方でも明るい時間が増えてきました。
4月末の発表会に向けて、生徒さんたちは、選曲も終わり、練習に励んでいます。
今日は、もうすぐ1年生になる年長のAちゃんのお話しです。
ちゃんと音符を読めるように少しずつ音域を広げていく
Aちゃんは、音楽教室のグループレッスンをしていましたが、個人レッスンのほうがいい、と私のところで、年中さんから通って来てくれています。
私のレッスンのモットーは、自分で音符を読めること、そして、楽譜を見て、最初は歌って少しずつ楽譜を見ながら弾くことができるようにする、ということです。
幼児さんは、集中できる時間が少ないので、弾く楽譜1冊、ワーク1冊で、くたびれたらすぐに他のことをやって行くようにしています。
Aちゃんも、「よいこのピアノ」「うたとピアノの絵本 みぎて ひだりて りょうて」
を順番にやり、「バスティンオールインワン」と「ピアノひけるよジュニア」に進みました。
Aちゃんは、鍵盤で弾くことは、ちょっと手間取ることが多いのですが、えらいなーと思うのは、楽譜をきちんと目でたどりながら弾こうとするところです。
弾いているところを鉛筆で指し示しながら一緒に歌っていますが、ちゃんと目で追えています。
小さいお子様は、鍵盤だけ見て、耳コピーで弾くことが多いのですが、楽譜を気にすることができて、すごいと思います。
ワークをするのが大好きで、ヘ音記号の低いドの音は、先に覚えてしまい、真ん中のドまでの音は、なかなか覚えづらいのですが、毎回、クイズだよー!と言ってランダムに音符を指して答えてもらうことを続けています。
おうちでは、ひとりで練習しているよ
お母さんと面談でお話しして、びっくりしたのは、お母さんが口出しすると、
「自分でやるから、ママはあっち行ってて!」
と追い出されるそうです(驚)
年長さんで、自立心が旺盛なのですね!
ママの言うことは聞かない、そうで、間違ってるよ、と指摘するとバトルになるんだそうです(笑)
パパには、教えてあげるんだそうですよ。
私の言うことは、聞いてくれます(笑笑)
それを聞いたので、進度はゆっくりになるかもしれないけど、なんでも自分でやって、納得すればいいのでは、と思いました。
自分で選んだ曲を練習するよ
そういうA ちゃんなので、発表会には、自分が弾きたい曲を選んでもらいました。
ベートーヴェンのよろこびのうたが弾きたい、と頑張っています。
右手のメロディは、わりとすぐに弾けました。
「Aちゃん、いきなり最後まで弾けてすごいねー!!」
と褒めたら、ニッコリ。
すぐに、自分で左手に取りかかりました。
ヘ音記号の低いドとソの音が書いてあることがわかりました。
ミミファソソファミレドドレミミーレレ
のミーレレと左手のソを2つ入れるのですが、そのタイミングが合いません。
おうちで頑張ったのは、わかったけど、ちょっと間違ってるよ、直そうね、と約束しました。
お母さんは、もちろんわかっていて、違うよ、と言ったらしいのですが、言うことを聞かなかったそうです(苦笑)
で、次のレッスンでは、ちゃんとタイミングが合いました〜よかったね!!
私が指摘すれば、納得するらしいです。
面白いですね。かわいいです。
もう1曲やってみよう
よろこびのうたは、ずいぶん上手になってきたので、違う曲もチャレンジしてみようね、と言ったら、楽譜をめくって、またまた自分で、「こいのぼり」がいい!!と選んで、いきなり楽譜を見て、弾き出しました〜
もちろん、スラスラは弾けないですが、ちゃんと音符を読んで、どちらの手で弾くか考えて、弾こうとするので、すごいねー、じゃあおうちで練習してこようね、と約束しました。
良い習慣がついてきているので、このまま頑張っていただきたいです。
いつも元気いっぱいで、楽しくレッスンできて、うれしいです。
初めてピアノを習うお子様でも、自分で楽譜を読んで楽しく弾けるように、基礎から丁寧にレッスンしています。
幼稚園年少から大人の方まで、お問い合わせをお待ちしています。最寄り駅は、横浜線成瀬駅です。
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