夏休み真っ盛りですが、連日の猛暑で、グッタリ。
おまけにコロナが再燃していて、いまや誰がかかってもおかしくない、という始末ですね。
大野ピアノ教室(町田市成瀬が丘)の生徒さんは、それでもお出かけの予定は入っているようで、レッスンも夏休みを取りながら続けています。

そんな暑ーい夏休みに、熱ーく頑張っているのは、小2のRちゃんです。

コンクールに挑戦

昨年からコンクールに挑戦しているRちゃん。
今年は、小2までのカテゴリーで、いくつかの課題曲から選ぶコンクールを受けることにしました。
とても弾きたかったブルクミュラーの「タランテラ」を選びました。
タランテラは、短調ですが、動きの速い躍動感のある曲で、絶大な人気がありますね。

コンクールは、楽譜が読めて通せたら終わりではない

コンクールは、発表会以上に取り組む曲をどのように表現するのか?を考えて弾けるようにする場です。
とおりいっぺんに、ダラーっと弾いても、誰も感動しないですよね。
その曲が持っている雰囲気をいかに表現できるか、を披露する場です。
年令は関係ありません。

もちろん、年令が低ければ、感じる力もまだまだつたないかもしれないですが、それでもその年令なりの表現の仕方はあると思うので、それを最大限できるように準備していきます。

毎日練習するのは、当たり前です。

楽譜に書いてあることをどのくらい理解できるか

レッスンで、いつも言っているのですが、楽譜には色々な情報が書いてあります。
たいていの生徒さんは、音符の名前とリズムは一生懸命読みますが、その他のことにはかなり無頓着ですね。
でも、その他のことには、表情をつけるためのかなりの情報が隠されているんですよ!
そこを、見落とさないで、どれくらい気にして弾けるようにするか、でずいぶん違った演奏になってくると思っています。
「読譜」読んで字のとおりですが、譜面を読む、理解するって、すごく大事なことなんですね〜

それから、理解できても、テクニックが上手くないと、それを表現できないですね。
タッチの違いで、音の強弱がつきますが、その加減などは、じっくり取り組まないとなかなか人にわかるようには弾けません。
クレッシェンドやディクレッシェンドなども、だんだん大きくする、だんだん小さくする、ですが、その加減はとても気をつかって弾かないとうまくいきません。

このような練習をする時は、電子ピアノでは、調節ができません。
できればアコースティックピアノを用意して下さい、とお伝えしているのは、このような理由からです。

速い曲でもゆっくり練習

あるあるなことですが、速い曲だと、速ーく弾くことばかりに夢中になってしまいます。
ですが、弾き飛ばしてばかりいると、「弾けてる」つもりになっていても、よく聴くと音がスカスカで、何を弾いているのかさっぱりわからない、なんてことがよくあります。
食べ物によく例えるのですが、水分の抜けたスカスカのスイカを食べても美味しくないですよね。
みずみずしい水分たっぷりの甘ーいスイカのように、音があふれてるように弾けると、とても魅力的です。
それには、ゆっくり練習して、指の重みを鍵盤に乗せて弾けるようにしてから、テンポを上げて行くとたっぷりと音を鳴らすことができますね。

Rちゃん、毎回のレッスンはみっちり頑張っています

Rちゃんには、上記に書いたことをいつもレッスンでお話ししていて、レッスンの最後に曲を通すと、最初に弾いた時より、別人のように見違えます。
曲をブロックごとに分けて少しずつ改善しながらレッスンするのですが、それが結構キツい作業になるのですが、黙々と取り組みます。

ため息が時々出てしまいますが、へこたれません。
集中力が素晴らしいですね〜!!

おうちでの練習も、お母さんのサポートも受けて、黙々とやっているようです。

それもこれも、本番で一番良い演奏ができるようにするためですね。
やっぱり目標があると頑張ることができるのです。
すごい成長を感じることができます。

結果がすべてではないですね。
この取り組む姿勢、頑張り通す力は何にも代え難いものだと思います。

あと本番まで二週間弱ですが、Rちゃん、お母さん、私の三位一体で頑張りたいと思います!!

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