大野ピアノ教室(町田市成瀬が丘)の最近の生徒さんご紹介の第二弾は、「チューリップのラインダンス」という曲に挑戦中の小川小新4年生のIくんです。

今風の和音とリズムがお気に入り

先日、ご紹介したRちゃんが弾く「春になったら」と同じく、平吉毅州作曲です。
平吉先生は、私が在学中に和声の授業などされていた偉大な作曲家です。
子供向けの作品もたくさん残していらっしゃいます。
どの作品も、ひと味違うおしゃれな響きだったり、リズムが変わっていたり、とひとひねりしたものが多いです。

Iくん、私があげた候補の中から、「チューリップのラインダンス」を自分で選びました。

↑この曲集に入っています。

耳で聴くのと弾くのは大違い

楽譜読みを始めたIくんですが、登る山は大きかった!!
やってもやっても楽譜読みが終わらない。
なぜ終わらないかというと、音とリズムが両方難しいから、なんです。

一回のレッスンで、1〜2段しか進まないこともザラでした。
今まで、いわゆるノーマルな普通の和音や音型などの曲しか弾いてなかったIくん。

私と一緒に難しいところを何回も弾いて確認しました。
自分で選んだからかものすごく真剣で、もうこの辺でやめようか、と言っても、

「まだ弾いてみる!!」

両手が合うまであきらめません!
私もIくんの真剣さに引きずられて、理解しやすい順番で楽譜読みを組み立てたり、指づかいを書き込んだり、部分練習をする場所に印をつけたりして応援しました。

入会したての2年前は、注意散漫でチョロチョロしていたのに、別人のようです(驚)

大きな山のてっぺんに登れた!!

終わらないかと思っていた楽譜読みも、とうとう最後まで行き着きました。
まだ、完璧ではないですが、最初から最後までどんな感じの曲か?わかるように弾けましたよ!!
やったね〜!!すごく頑張った。
先生もうれしいよ〜〜

おうちでの練習を頑張ったIくんも、それをサポートしてくれたお母さんにも拍手👏

ここからががんばりどころだよ!

だけど、喜んでばかりもいられません。
通せたと言っても、まだまだ不安定で、ちょっと油断するとコケます。
余裕がないので、身体中が固くなってしまって、動きも悪くなりがちです。

見通しよく、余裕で弾けるようにするには、ここからどれだけ油断しないで、練習を続けられるか、ですね。

発表会は、特に楽譜が読めたら終わり、、、ではありません。

自分が選んだ好きな曲を、お客様に聴いて喜んでもらう、と考えたら、練習をやめるわけにはいきませんよね。

これからは、余裕のある演奏を目指して、何度も何度も繰り返し弾いてみましょう。
通し練習だけではなく、部分的にも力まずよく音を聴きながら弾けると、だんだんこなれた演奏になりますよ!

やっぱり楽しみです♪がんばれー!

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