前回のブログでは、10月に入っても、夏のような暑さ、と書いていましたが、ここに来て一気に季節が進み、すっかり秋らしくなりました。
境目がないので、体調管理に注意して過ごしていきたいですね。
在籍している成瀬近隣の保育園や幼稚園に通っている生徒さんたちは、無事に運動会が終わったようですよ。

芸術の秋、私は近江楽堂でチェンバロを弾いて来ました

おりしも、昨年コロナで延期されていたショパン国際ピアノコンクールが、ポーランドのワルシャワで開かれています。
世界中で愛されている、ショパンのありとあらゆるピアノ曲が、素晴らしい才能あふれるコンテスタントによって、たくさん聴くことができます。
本選が始まっていますね〜楽しみです。

そして、比べるべくもないのですが、私も、芸術の秋、ちょっと特別な場所で、ピアノよりもっと古い時代の鍵盤楽器であるチェンバロを弾いて来ました。

新宿初台にある、オペラシティをご存じですか?
大ホールでは、大規模なコンサート、リサイタルホールは、ソロのリサイタル、そして近江楽堂というこじんまりした空間では、古楽のコンサートが行われています。
その近江楽堂という場所で、チェンバロを弾く会に参加したのです。

チェンバロは、鍵盤楽器だけどピアノとはまったく違います

バッハなどのバロック音楽の時代に弾かれていたチェンバロは、ピアノより小ぶりで、当然鍵盤の数も少なく、また上下二段の鍵盤があります。(一段のチェンバロもありますが)
タッチは、軽くて、ペダルはありません。

軽い鍵盤だと、つい余計な場所をさわってしまって、間違った音が出てしまいます。
そして、軽すぎるゆえに、細かいパッセージなどを力んで弾いてしまうと、コントロールがきかずに、とっても残念な演奏になってしまいます(泣)

最初にチェンバロを弾いた時は、「な、なんなんだこれは?!」と衝撃を受けました!
まるで、初心者の子供が弾いているようにしか弾けずに、何をどうしたら最後まで曲が通せるのか?オロオロ、ヨタヨタでしたねー!

何度か弾く機会を持ち、だんだんタッチにも慣れてきたら、独特の響きにすっかり魅了されてしまいました。

そして、プロの演奏家が使う近江楽堂でのチェンバロ演奏。
今年いっぱいで、近江楽堂は、一旦閉鎖が決まっていて、最初で最後のチャンスです。

繊細で素敵なチェンバロが待ってくれていました。
音を出すと、天井に音が昇って行って、一気にタイムスリップしたような感覚に。
大昔のヨーロッパに居る気分です〜

45分間という限られた時間でしたが、充分にチェンバロの音、空間を楽しむことができました。
演奏は、レッスンで色々指摘されたことを、もっと落ち着いてどっしり構えて弾けばよかった〜と後悔の連続でしたが・・・でも、とても楽しくて幸せな時間でした。

 

もっと、自由にコントロールして、少しでも、バロックの当時の音楽を味わえるように、勉強を続けて行きたいな、と思いました。
すっかりハマっております。

400年前に、この世界観、すごくないですか?

大野ピアノ教室(町田市成瀬が丘)では、体験レッスンを募集しています。
初めて習う方も、基礎から丁寧にレッスンして行きます。
幼稚園年中から大人の方まで、お問い合わせをお待ちしています。
最寄り駅は、横浜線成瀬駅です。
体験レッスンのお申込みはこちら