ちょうど2ヶ月前の、夏真っ盛りの頃に、「日本クラシックコンクール」の予選に出場した、南第四小学校1年のRちゃん。
先日、またあの素敵な横浜フィリアホールで、今度は本選に出場しました。

2ヶ月で、新しい曲を仕上げることに

予選では、ペッツォルトのメヌエットを楽しく弾いて、無事に通過することができたのでした。

小1Rちゃん、コンクール予選通過しました!!

 

本選でまた同じ曲を弾くのも、なんだかもったいない気がしたので、新しい自由曲で本選に出場しよう、ということにしました。

さて、何を弾く?ということになって、いっぱい迷って選んだのが、ブルクミュラーのバラードでした。

Rちゃん、まだ一曲もブルクミュラーを弾いたことがありません!
それをいきなりなので、少々無謀な挑戦かな?と思いながら・・・

Rちゃんとお約束しました。

「予選では、舞台でとっても楽しくきちんと弾けてよかったね。
やっぱり舞台では、気持ちよく演奏したいよね。
それには、準備がすごく必要なの。
Rちゃんが選んだバラードは、カッコいいからだよね。
でも、とっても難しいから、どんなに疲れていても、遊びたいなーと思っても、毎日絶対にたくさん練習しないと、間に合わなくなるよ。
それはお約束できるかな?」

「うん、あそこで弾くのは気持ちいいから、がんばるー!」

ということで、準備を始めたのでした。

ゴールが決まっているから逆算して練習する

本選の日程は決められていますから、あとどのくらいで仕上げなければいけないかは、わかりますね。
コンクールなので、発表会以上に、ただ楽譜に書いてある通り「だけ」弾いているわけにはいきません。
審査員にどれだけ、自分の演奏の内容をアピールできるか?
年令が低くても、それができないとただのお祭りになってしまいますね。

それには、お母さんのサポートが、絶対必要でした。
お母さんには、楽譜読みを終わらせる時期、毎日の練習環境を整えること、レッスンで直して欲しいことの確認など、ご理解いただくために、レッスンに付き添っていただきました。
すごく大変だったと思いますが、低学年でそれらを自分でするのは、やはり無理がありますから、そこは、頑張っていただきました。

そして!!何よりご本人のRちゃんの頑張りがなければ、本番は迎えられないのですね。

2ヶ月間、頑張った!!

バラード、発表会でも大人気の曲で、出だしのドミ♭ソの和音から、「何かが始まるぞ〜」みたいなドキドキ感がある曲なんですよねー。
テクニック的にも、左手に速いパッセージが多くて、整えて弾くのは大変なんです。
テクニックがしっかりしないことには、曲の雰囲気もなかなか出せないのですね。

Rちゃん、毎日毎日、お母さんとおうちでの練習も相当頑張りました。
きっとくじけそうになったこともあったでしょう。

レッスンでは、できるようになったことはもちろん褒めますが、それだけではレッスンにならないので、次々出てくる課題を、少しずつクリアできるようにして行きました。
最後のほうは、曲の中で、お話ができるようにイメージして弾くことまで考えて、レッスンしました。

本番は「楽しかった〜!!」

いよいよ本番です。
二度目の出場で、最初に比べたら、かなり場所には慣れた感じです。

Rちゃん、度胸があって、全然ドキドキしないんですって!すごーい。

ほぼ練習したとおりに弾けましたよ!!頑張った〜
大きなホールでコンサート用のグランドピアノは、気持ちいいに決まってるよね!

お母さんや、私のほうがよっぽどドキドキしてしまいました〜
「楽しかった」なんて、大物ですね!

Rちゃんの挑戦は、今回でおしまいです。

 

同じような年の子たちが、素晴らしい演奏をしているのを聴けて、すごく刺激になったと思います。
同じようにみんな努力して、この日を迎えていることがわかって、また次も頑張ろう!と思えたことは、とっても素晴らしい体験になったのではないか、と思います。

Rちゃん、「舞台で弾くのは楽しかったから、もう一度あのコンクールに出て、全国大会に出たい!」と宣言してくれましたよ。
素晴らしい!!意気込みです。
楽しく頑張れる、サイコーですね!

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