ピアノを習おう、と思って、まずどうしよう?と考えるのはピアノを手に入れることですね。

習う前から、すでに家にある、という方はいいのですが、ない方は、購入をしていただかないといけません。

まずは、ピアノの種類からお伝えしていきましょう。

鍵盤楽器は3種類

まずは、鍵盤は3種類あります。
「キーボード」と「電子ピアノ」と「アコースティックピアノ」ですね。

アコースティックピアノは、さらに、アップライトピアノとグランドピアノの2種類があります。

「キーボード」はこんな楽器ですね。

鍵盤が、机の上に置けたりしますので、まあお手軽ですよね。
別売りの足を付けることもできます。
持ち運びもできるので、移動して外なんかで演奏もできてしまいます。

鍵盤の数は、主流は61鍵。
41鍵という小さいものもあるようです。
とにかくすべてがコンパクトですね。

そして、タッチは超柔らかいです。
鍵盤も浅いので、小さいおててでも、楽々さわれます。

おうちで、このキーボードで練習して、レッスンに来ると、毎回毎回、ピアノのタッチのギャップで、習うお子様はストレスフルになってしまいます。
そして、ピアノとは鍵盤数が違うので、ちょっと曲が進むと、鍵盤が足りなくなって弾けない曲が出て来ます。

なので、家で練習するピアノを、キーボードではレッスンできません。

次は、「電子ピアノ」です。

電子ピアノになると、アコースティックピアノと同じ88鍵になります。
横幅は、だいたい150センチ弱くらいです。
これは、アコースティックピアノと同じ幅ですので、その横幅が置ける場所が必要になります。

アコースティックピアノと根本的に違うのは、「電気製品」ということです。
永久的に使えるということではなく、いつかは不具合が出たり壊れたり、ということは考えておかないといけないと思います。

それと、電子ピアノは、アコースティックピアノ、それもグランドピアノの音源を搭載しているので、誰が弾いても均一に弾けます。
なので、とても上手に弾けるような感じがします。

が、タッチはアコースティックピアノとは違いますので、レッスンでアコースティックピアノを弾くと、家で弾いているように上手く弾けないなあ!と思う人が多いようです。

最近は、電子ピアノも値上がりしています。
電子ピアノもピンからキリまであって、お安い電子ピアノは、買いやすいですが、鍵盤がプラスチックでキーボードに近い感じになってしまい、すぐに物足りなく感じてしまいます。
できれば、アコースティックに近い木製鍵盤と言われるレベルの電子ピアノにしていただけると、レッスンでのギャップを感じにくくなると思います。

ヘッドホンをして、音が漏れないようにもできますが、お家の事情が許すなら、是非ヘッドホンなしで、耳がダイレクトに音を聴けるようにして練習していただけると、楽しいと思います。

最後は、「アコースティックピアノ」です。
アップライトピアノは、先ほどの電子ピアノと横幅は同じです。
高さは115センチ、121センチ、131センチと3つの高さがあります。
高さが高いほうが、共鳴する場所が広がるので、やはり音は良くなるし、鳴り方もレベルは上がり、お値段も上がっていきます。

近ごろは、新品ピアノは、毎年のように値上がりしています。
ただ、電子ピアノのように、電化製品ではないので、メンテナンスされた中古のピアノも、市場では出回っていますので、そちらを検討される方もいらっしゃいます。

また、レンタルピアノを検討する、という手もあります。

おすすめしたいピアノ

たとえば、お家にキーボードならあります、という方は、最初の数ヶ月はそれでレッスンもすることはできます。
ですが、その間に、次のピアノをご検討いただきたいと思っています。

できれば、木製鍵盤の電子ピアノ、または中古アップライトピアノをご検討いただけると大変ありがたいと思っています。

ピアノは、ちょっとかじったらすぐに弾けるようになるものではありません。
なるべく長く続けていただきたいと切に願っているので、ピアノを弾く環境を保護者の方に、整えていただけると、楽しいピアノライフが送れると思います。

どこでピアノを購入したらいいのか?
よくわからない、と思われる時は、是非相談して下さい。