昨日、ピアノ教本、くらべてみよう〜歴史と特徴〜と 題したセミナーに行って来ました。

 

普通の教本セミナーは、あるひとつの教本について 深く掘り下げて話が進められますが、今回は、 ちまたにたくさん出ている、主に初心者向けの色々な 教本の特徴をいっぺんに紹介していただきました。

 

私が習った昭和の時代は、バイエル一辺倒。
フランスのメトード・ローズも使いましたが、ほとんど 種類はありませんでした。

 

現在は、ヨーロッパ系では、バイエル、メトード・ローズ、 新しいものとしては、バルトークのミクロコスモス、
ロシア系の教本などがあります。
アメリカ系は、トンプソン、バーナム、ペースメソッド、 バスティン、ピアノアドベンチャー、ギロックなど。
日本のものでは、オルガンピアノの本、うたとピアノの絵本、 ピアノランド、ぴあのどりーむ、ピアノひけるよジュニア、 miyoshiメソード、プチわかーる、ものすごい量ですね。

うちの教室では、バーナム、トンプソン、オルガンピアノ、 ピアノひけるよジュニアを使うことが多いです。

 

セミナーでは、この膨大な教本の特徴を、それぞれは短い時間
でしたが、全部紹介していただきました。

 

私は、楽器店の楽譜売り場によく足を運びますが、 昨今、あまりにも数が多すぎて、何がよくて、何が不都合なのかを 自分で調べるには、わからず途方に暮れることが多かったので、 たくさんの教本の紹介をしていただいたことは、頭の整理になり、 とても良かったと思いました。

 

風邪をひいたら、お医者さんに診ていただきますね。
症状に合わせて、適切な薬を処方してくれます。
ピアノの先生も、色々なタイプの生徒さんに合わせて、 適切な教本を選び、楽しく、かつ大切な楽譜を読む力や
きれいな音で弾く力をつけてあげられるようにならないと いけないと思っています。
それには、教本の中身を知り、適切に選ぶことが大事なことなのです。

 

山本美芽先生、貴重なお話をありがとうございました。