大人のSさんが無料体験レッスンに来て下さいました

今年は、梅雨明けが遅くて、それまでは雨ばかりで涼しく、冷夏なのかな？と思っていたら、大間違いでした‼️
梅雨明けした途端に、毎日毎日３６〜７度の酷暑の連続。
地球がどうなっちゃってるんでしょうね？

先週、ホール勉強会の直前でしたが、そんな酷暑の中、大人のSさんが、大野ピアノ教室(町田市成瀬が丘)の無料体験レッスンにいらして下さいました。

Sさんは、もう子育ても終わられて、介護も一段落されたそうで、自分のやりたいことをしよう、と思われたみたいです。
楽器店で、ピアノのレッスンは受けられていたのですが、コロナで教室がお休みになって、こちらの体験レッスンにいらしていただきました。

大人の方は、ひたすら弾けるのですね！

教会に通われていて、そこでみんなで歌う歌の伴奏を、2年も練習していたそうです。
もちろん、楽器店の教室では他の曲も練習していたそうですが、今回は、やはり伴奏を弾いてみます、とのことで、結構和音が多い音符のたくさん並んでいる曲でしたが、とても一生懸命弾いて下さいました。

楽譜を見ると、指使いがまったく書いてなくて、音が多いのに、指番号が書いてないと、いつも同じ指で弾けるのかな？とまず疑問が。
だけど、きちんと音が全部並べられていて、素晴らしい！
2年も、ひたすら練習できるって、スゴイですよね。
その熱意には脱帽です。

ちょっと視点を変えると違ってきます

熱演して下さったのですが、教会で大勢の歌声に合わせて伴奏するとなると、一生懸命大きな音で弾かないといけない、と思っていらっしゃったようで、全部の音を同じ大きさで弾いていました。

まず、伴奏というのは、ソロの曲とは違って、主役は歌なので、歌が気持ちよく流れて歌えないと伴奏とは言えないんですよ、と申し上げました。
全部の音を大きく弾く必要はないんです。
大事な音は、場所によって違うから、それは考えないといけないけど、音の大きさを整理するとスッキリしますよ〜
と私が弾いてみたら、「なるほど～」とビックリされていました。

ただ弾くだけじゃなくて、ちょっと頭を整理して、気をつけるだけで違う演奏になる、ということをわかって下さったみたいです。

これからレッスンに通って下さることになりました。

大人の方のレッスンは、言葉でたくさん説明してから、手を動かしていただきます。
子供は、かなり感覚的なレッスンですが、大人は、じっくり言葉で伝えることを大事にしています。