昨日は、バッハの平均律とショパンのエチュード(練習曲)を調性をお揃いにして、比較する、という講座に行って来ました。

先生は、作曲家でもあるピアニストの藤井一興先生です。
バッハもショパンも5曲ずつという、盛りだくさんな内容でしたので、休憩も一切なしの濃ーい2時間でした。

 

ショパンは、バッハをものすごく尊敬していたので、音型など似ているところがたくさんありました。
もちろんショパンは、ロマン派の音楽なので、バッハに比べると 、より一層きらびやかです。
エチュードは、超技巧的で、私も学生時代たくさん練習しました。
テクニック的なお話 もたくさんしていただきました。

 

それよりも、やはり「音楽の父」であるバッハの平均律はスゴイです‼︎
平均律も学生時代は、散々苦しめられました。
平均律は、プレリュードとフーガがひとまとめになり、1曲と数えます。

ハ長調から始まり、全部の調を網羅していますので、24曲入っているのです‼︎
それが2巻あるので、全部で48曲😱😱膨大です。
とても全部はやりきれていません😩

 

特に大変なのは、フーガです。
手は二本しかないのに、一番多い声部のフーガは、5声もあるのです

 

手が5本で弾いてちょうどいいものを2本で弾かなければ
ならないのですよ!どれだけ入り組んでいるかおわかりに
なっていただけるでしょうか?

テーマだけでも相当な入り組みようです。
その他の声部も弾くと、頭が沸騰します😭

 

藤井先生が次々と、こんなに入り組みまくっているバッハを、天国的な美しい音色で、サラサラ〜〜っと弾いて下さいました。
頭の中と、手がどうなっているのでしょうか?

家に帰って、バッハを練習してみたら、あまりにも違いすぎるお子ちゃまみたいな演奏に 、ガックリしました。

 

バッハが生きた時代は、18世紀です。
そんな大昔に、この音楽‼︎ 改めてすごさを実感しました。