一昨日行った、カワイの工場の中に、「無響室」という場所がありました。
読んで字の通り、響きが無い部屋のことです。
まず扉がすごい(@_@)
うちの教室の防音室の扉も、結構ガッチリと厚いですが、その何倍もの厚さで、重さも半端ないような感じです。
地面もその厚みで浮いているので、この無響室に入ると、空中に浮いているような心もとない気分になります。
見学は、大人数でしたから、話し声も聞こえて安心感もありますが、手をたたいてもまったく響かず、残響というものがゼロなので、しばらくいると、あまりの居心地の悪さに、いてもたってもいられなくなって来ました( 一一)
この部屋に一人で放り出されたら、ストレスたまって飛び出すかもしれません！
日々の生活は、気にならない音であふれた中にいるんだなあ～と実感しました。
この無響室に、グランドピアノを運び入れて、データをとったりするのだそうです。
部屋の外での作業もあるようですが、ずっと無響室の中で、作業することもあると聞き、仕事とはいえ、心身すり減らす作業だろうな、と心配になりました。
世の中には、不思議な空間があるものです。
